大阪 性感マッサージ

大阪店長の脱サラ日記・その6【 大阪 性感マッサージ 】

出張から大阪にもどり、会社に着いて営業フロアに入るとき、この時だけは初めてドアが軽く感じました。

大阪に戻っている道中も心なしか浮足立っていたようにも思います。

私のデスクの天井には初契約おもでう!という垂れ幕が飾られており、会社の上司に同期の人間、皆しておめでとうというお声をかけていただきました。

この時はだけは諦めず、ひたむきにやっていて良かったなと、心の底から、そう思いました。

ただ、この時はまだ不動産を売るということにどれだけの責任があるか、私はまだ知りもしませんでした。

~「大阪店長の脱サラ日記・その5」のつづき~

入社して初めて、気持ちが軽い1日に、私はこの日だけは上機嫌で定時の時間まで業務をこなし、終礼して、こんな日は飲みにでもいきたいなと思い、退社して即、友人のO君に電話をして飲みにいくのを誘いました。

この友人のO君も不動産会社で働いている人間で、不動産にまつわる話など、情報を共有し心を割って話せる良き理解者でした。

そんなO君をいつもの地元の居酒屋で待っていると、少しばかり暗い面持ちでO君がお店に現れたのを覚えております。

最初はいつも通り、ビールで乾杯し、何事もない世間話に性感マッサージをしてもらった話など、バカ話でその時だけは花を咲かせました。ただ、心なしかO君の表情はいつもと違う、心なし心から笑っていない、そんな様子に私もなんかあったの?と聞かざるおえませんでした。

するとO君から、「お客さんが亡くなりはってん」と私の問いに答えました。

一気に重たい空気になりましたが、この年になると、誰かが亡くなるということにおいてそこまで珍しいことではないので、そこまで神妙にならなくてもという思いも交錯し、他人事ということもあって、そこまで内容に注視して聞いてはいませんでした。

ただ、お客さんが亡くなった背景を聞いていくうちに、だんだん他人事ではないように感じてきたことを覚えております。

経緯を話すと、その亡くなったお客さんというのはフランチャイズで、ある某ファーストフードのお店を経営されていらっしゃった自営業の方だったそうです。

そして、その経営しているお店の業績がとても良く、ついには2号店を出そうと考えて店舗を探すために、O君の不動産会社を訪れたそうです。

その時に担当したのがO君で、売却案件で出ているある物件を2つ提案し、どちらか相手に選択してもらう形で話を進めました。

1つの物件だけを提案した場合、相手が選択し、出す答えは当然2つで、提案された物件で契約する、それとも契約しない。この2つです。

ただ、2つの物件を提案した場合、相手が選択し、出す答えは心理的にAという物件で契約するか、それともBという物件で契約するか、どちらかで選択しようと考えます。つまりどちらの答えを出しても契約になるということです。クロージングにおいてとてもベターな手法です。

1つが大阪駅近くの商業ビル地下1階のテナント用の物件だったそうです。そしてもう1つが路面店ではありますが地域的に田舎な場所がらの物件だったそうです。

自営業の方は、大阪駅近くの物件を選択されたそうですが、国金や他行からも事業借入をして、あとは手元資金で2号点を開業するにいたったあげく業績は良くなく、2号店においてはたたむことを余儀なくされたそうです。

そして、その自営業の方は家族を残したまま自殺をはかり亡くなったそうです。

そのことにO君自身、かなりの責任を感じており、自分の提案した物件のせいでと自分のことを責め、その日だけは終始、抜け殻みたいにどこか遠くにいるような様子でした。

私自身、この時にはもう他人事ではないとはっきりと確信しました。自分が売ったマンションの立地や入居率に賃料の下落相場などあらゆることを考えると一瞬、明日は我が身とはこのことだと正直思いました。

ただ、職種、業種が同じでも、売ってるものは似て非なるものと自分に言い聞かせ

そして、O君が悪いわけではないと元気づけるために言ったセリフもどこか自分にあてた言葉だったんじゃないかと、あの頃を振り返るとそのように思い出します。   ~つづく~

 

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